アリ捕獲決行

quill-goya2005-08-10

アリ観察の前準備であるゲル作成は成功した


お次は肝心のアリの捕獲をしなければならない
キットの入っていた箱にもわざわざ書いてあるように「アリは梱包されておりません」ので



会社にゲルを持参し、さっそくアリ捕獲のため罠の準備をした
罠と言ってもA4の紙の上にアメを置いただけ
味はオレンジを選択
私が柑橘系が大好きだからだ
自分の好きなものを人に、私の基本理念だ




罠は毎日話しかけに行っている木いちごの横に設置した
ちょうど雑草もなく、紙が平らに置けるからだ
置く前に観察してみると、たくさんのアリの巣穴がみられた
これは簡単に寄って来そうだな、とほくそ笑みつつ罠を置く



一応、割り箸が近くにあったので重し代わりに紙の上に置いてみる

仕事の途中で罠を見に行った
群がってる群がってる
いいぞー、このまま夕方まで喰らいついてろよーと思いつつ事務所に帰る



ところが




昼前に突然の豪雨
ご丁寧に雷までついてきた



NO−!!



雨はすぐに止み、また太陽が強く照ってきた
みるともうコンクリで乾いている部分すらある
なんだったんだよ…
だったら降らなくていいじゃん!!



ドキドキしながら罠を見に行く
罠がない…

捜してみると15メートル位離れたところでグッシャリ濡れて落ちていた
もちろんアリなどいなくなっていた



悲しい気持ちになりながら再度、罠の準備をする
強い雨のあとのせいか風が強い
紙の四隅にパンチで穴を開け、そこに爪楊枝を挿し地面に固定した
あんなに雨の降ったあとだし、もうアリも今日の活動は休止しちゃうかもしれない…
心配しつつ、今度はリンゴ味のアメを使った
私はリンゴよりナシ派ですけどね



昼休みにアリを容器に入れて、午後は観察しながら仕事しようと思っていたのに…





夕方、仕事が終わってから再度罠を見に行く
ドキドキドキ…







ヤターーーーーー!!
群がりまくり!!

午前中よりも多いぞ!
多すぎるくらいだ!
おまいらリンゴ派かー!



さっそくバケツに水を汲み、アメごとアリ達を水の中に落とす
アリの体についたホコリやカビの胞子を落とすためだ
説明書には水から一匹づつ爪楊枝などですくってゲルの上に落としていけ、との指令があったが難しくてなかなかすくえない
面倒になって水面でアワアワとあわてながら仲間とスクラムを組んでいる集団を狙う
団子状態なので簡単に爪楊枝に引っかかる
一応、水中に押さえ込んでしゃぶしゃぶしておく
そして一気にゲルの中に叩き込む



急いで蓋をして作業完了です

ゲルに落とした瞬間、みんなすごい勢いで散っていった
登ってきて蓋に張り付くやつらが多い
出口が上部なのを知っているのだろうか
知恵者め
しかし通気口をセロハンテープでふさいでやったので完全密室だ
もう私にすべてを見られる生活しかないのだ



明日から仕事しつつ観察します
しゃぶしゃぶした時にストレス受けて蟻酸がでて全滅してませんよーに




ちなみに今日は後輩が連休中だったので仕事的には忙しかったです
でもアリ捕獲のために全力投球
明日から先輩もいないのでアリだけが私のオアシスになると思う
私だって連休してーよ…